信楽の窯元・宗陶苑(そうとうえん)さんの新入荷の器の中から、登り窯で焼かれた器をご紹介します。
宗陶苑さんの登り窯は日本最大級で、山の斜面を利用した部屋が11もあります。
燃料には赤松が使われています。
焼き締めの4寸皿。小さなお皿の中に炎がつくるさまざまな表情を見てとることができます。
3つの「緋紋」がなんだかかわいらしくも。
和菓子はもちろん、クッキーやチョコレーにも。しっとりと落ち着いた雰囲気になります。
白窯変5寸皿。「窯変(ようへん)」とは、炎の性質や釉の具合などにより器が予期しない色や形になることをいいます。
この5寸皿も、同じ釉薬でも強いオフホワイトだったり、薄いピンクのように見えたり、素地の土色が表れていたりとさまざま。
お取り皿によいサイズです。
こちらも白窯変の三つ足小鉢。当店でもとても人気のあるうつわです。
足があるので盛り映えがしますが、気取ったところはなく、お漬物やお浸し、ナッツやオリーブなど幅広く使えます。
宗陶苑さんの登り窯での窯焚きは、窯詰作業に約40日、窯焚き7昼夜、さましに3日、窯出し、窯の補修などに10日と、50~60日かかるそうです。
陶工さんたちが心が込め、手間ひまかけてつくりだした器は、本当に表情が豊かです。
ぜひ店頭でお手に取ってご覧ください。
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